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太陽光発電に全世界が全力で取り組んだらどうなるのか?

何年か前のドイツの科学者グループの研究によると ゴビ砂漠に9万キロ平方メートルの太陽光電池を敷き詰めれば、それで世界中の全ての電源がまかなえるそうです。 9万キロ平方メートルと言いますと、日本全体の陸地面積の約1/4ですから 全世界の陸地面積の約1万分の6ということになります。 この面積が広いか狭いかともかく、ゴビ砂漠にはほとんど人間にとって有用な部分というのはありませんし 年間を通しての日照量が高い地域であれば他大陸の砂漠でも何ら問題はないわけで 発電のためのシリコン製造を含めたとしても、他の発電と比べて決定的にクリーンである太陽光発電で全世界の電気エネルギーをまかなえるのであれば まったくもって現実的な計画として受け取ることができます。  ただ、現実には世界の国々にはともすればエネルギー政策を使って、相手に対して優位を保とうとする力学も働いていて おそらく個人個人では、ほとんどの国の善意な人達はクリーンなエネルギーに賛同するはずですが 残念なことに21世紀前半の我々はまだまだ世界政府のようなものを持つには至っておらず 太陽光発電をはじめとする自然エネルギーに科学の全力を充てていこうという気運にはなっていません。  しかし、幸か不幸か我が国日本は自前のエネルギーを全く持たずに、世界最高度に工業を発展させてきました。 また必ずしもうまく行ってはいないのですが、アルジェリアでの大規模太陽光発電のプロジェクトなどに送電用の超電導技術などをひっさげて果敢に挑戦してきました。 今後も国内国外問わず日本の研究者や開発事業がスムーズに行えるよう、私たち一般の人間も温かい目で見守りたいものです。

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